接触皮膚炎
- 皮膚に接触した物質の刺激、あるいはアレルギーによって生じる皮膚炎です。刺激によって生じる皮膚炎を刺激性接触皮膚炎といい、アレルギーによって生じるものをアレルギー性接触皮膚炎といいます。
- 刺激性接触皮膚炎は刺激物が許容濃度を超えて皮膚についた場合に起こる急性毒性皮膚炎と、弱い刺激の繰り返しで生じる慢性刺激性皮膚炎に分けられます。
- アレルギー性接触皮膚炎は、ある物質にアレルギーをもつ人の皮膚にその物質が接触することによって起こる皮膚炎です。
- また、ある物質が皮膚につくだけでは大丈夫なのに、その物質がついた皮膚に光が当たるとアレルギー反応が起きる光アレルギー性皮膚炎もあります
- 発疹は、紅斑、小丘疹、小水疱が密集していて、激しい痒みを伴いのが特徴です。
- 原因の確定には、パッチテスト(背中などに疑わしいものを2日間貼付し、皮膚炎が再現されるかどうかを調べる検査)が有用です。
- 治療は、まず原因物質を特定し、それに触れれないことと、ステロイド剤の外用、かゆみ止めの内服などを行います。